6月2日(火)から息子が通う学校が再開されました。
イギリスでは今のところ、レセプションクラス(プレスクール年齢)と1年生(Year 1)そして最高学年の6年生(Year 6)のみです。他の学年はまだホームスクーリング中。
2ヶ月に及ぶ自宅待機。親も子供もかなり精神的に辛かったので、学校再開はとても助かるのですが…
しばらくモヤモヤしていたことがあります。
クラス分けが不明瞭で親が不満
全学年各2クラスで、生徒はそれぞれのクラスに30名。学校再開の政府のガイドラインが「1クラス最高で15名」なので、通常なら4クラスに分かれるはずです。
ところがふたを開けてみると、A・B・Cの3クラスにわかれました。自宅待機を選んでいる家庭もあるので、全員が戻るわけではありません。
息子はもともとAクラスでした。そして、新クラスはCになりました。
Aクラス → 元Aクラスの生徒のみ
Bクラス → 元Bクラスの生徒のみ
Cクラス → 元Aクラス(約5人)、残りが元Bクラス
息子がいつも遊んでいた子もみんなAクラスに残留。なんで息子が「マイノリティー」クラスに選ばれたのか。夫も最初はがっくりしていました。
Cクラスは担任の先生も変わって2年生の先生が担当されています。教室も2年生の教室を使っています。元通りのクラスに戻っている子が大半なのに、なんか不公平感満載。
抗議する?
同じCクラスのママ友一人も同じ気持ちだったようで、「学校に抗議のメールを送る」と言っていました。
当初は夫も学校にメールを書こうとしていたようです。でも、止めました。「学校側も大変な時期。その中で再開を決めてくれたことに感謝しよう。それに、今更抗議したところで状況は変わらない」というのが主な理由。
ママ友に救われる
1年生のチャットグループにCクラスの女の子(=元息子と同じAクラス)のお母さんが書き込みをしていました。
「うちの娘はCクラスでとてもハッピー。新しい担任の先生も大好きって言ってるし、ほかの2年生の先生とも”友達”になったって喜んでた。クラスの人数も少ないしとても良い環境だと思う」
というような内容でした。
また私が一番仲の良い友達(台湾人)の息子もCクラスで、「息子は毎日楽しんでるし、学校が開いてるだけでもラッキー。夏休みまでの6週間だけだし。だからクラス分けのことは気にしなくていい」とピシャリと言われました。
確かに周辺の小学校で再開しているのはうちの学校だけ。というわけで、最初の週が終わった今、とくに気にしていません。確かに息子も毎日楽しそうに通っています。それが一番大事なんですよね、結局は。
マスク問題
これは予想していたことですが、学校の先生も事務員さんもマスクしていません。保護者の大半も同じくノーマスク。私が確認した中では、台湾人の友達(とその子供2人)、彼女のフランス人の旦那さん、フランス人のナニーさん、そしてもう一人見かけた生徒だけでした。
うちの息子には学校ではマスクをさせていないので、人のことをとやかく言えないのですが、これだけ少数だとマスクしてると目立ちます。
6月15日からは公共交通機関を利用するときはマスク着用が義務付けられて、違反者には罰金も科されるのですが、たぶん学校への送り迎えだけだったらマスク着用する人は増えないだろうな。
イギリスではマスク文化は根付かなかったようです。
不安ながらも前に進んでる
今でもいつ集団感染が発生するかとドキドキしています。アジア人や子供は本当に感染しにくいんだろうか?感染しても軽症で済むって本当だろうか?
私の知人でコロナに感染した人はいません。
近所では、ロックダウン前にコロナの陽性反応が出て自主隔離している人がいると聞きました。息子が通う学校の保護者でした。
また、息子の同級生のおじさんがコロナで亡くなったと、チャットグループで知りました。
身近ではその2件だけです。
気を付けて生活していれば、コロナに罹る可能性はすごく低いのかもしれないというのが私と夫が思っていることです。
まだまだ未知だけど、学校オープンは私たち家族にとって大きな一歩でした。今後も気を抜かずに今まで通り生活していきます。